インドの神々

saraswati

10代の頃、自由が丘にあった「NYLON」という雑貨屋さんでアルバイトをしていた。時給500円。FENがラジオから流れているアメリカのおもちゃとかキャラクターグッズを扱うお店だった。ガンビーやスーパーマンとともに店長の趣味でお香やインドの雑貨も少し置いてあった。その中にヒンドゥーの宗教画があって、色彩が何とも美しくて虜になってしまった。お店も暇だったので繰り返し何度も見ていた。何枚かは買って部屋や水張りパネルの裏に貼って楽しんでいた。
20代、仏教に興味を持つようになってから、それらのインドの神々が日本でも親しまれていることを知った。帝釈天はインドラ神だし、七福神の大黒天や毘沙門天ももともとはヒンドゥーの神様。特に弁才天の元になったサラスヴァティー神の聖画が好きだ。孔雀をたずさえ川のほとりでヴィーナを優雅に弾いている姿は本当に美しい。日本の弁才天も水と共に祀られていることが多くて、僕はルーツを想いながら芸術・学問に関して祈ることにしている。

 

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